◇証券大手、手数料値下げ合戦
外国為替証拠金取引(FX)について、少ない証拠金で高額を取引できる「証拠金倍率(レバレッジ)」に、1日から上限50倍の規制が導入される。個人が巨額損失を被るケースなどが目立っていたため。中小業者の廃業が増えるとの見方がある一方で、株式市場の低迷に頭を抱える証券大手各社は、取引手数料の値下げで顧客の囲い込みに乗り出している。
FXは98年に解禁され、急成長。少額の証拠金で600倍もの為替取引ができる業者なども台頭した。だが、その陰で、巨額損失のほか、悪質業者が証拠金をだまし取る行為などで社会問題化。金融庁は05年にFX業者の規制・監督を強化。今年2月には証拠金を信託銀行に預託することなどを義務付けた。8月1日から50倍に規制されるレバレッジの上限は、来年8月には25倍に引き下げられる。
一連の規制強化で数百社あったFX業者は100社前後に激減。個人投資家の多くが透明性が高く、税制優遇も受けられる東京金融取引所のFX市場「くりっく365」へ移行するとみられている。
大和証券は昨年11月、証券大手で初めて「くりっく365」に参加。今年2月には、取引単位当たりの手数料を期間限定で168円から52円に値下げするキャンペーンを展開。その後、29円にまで下げた。野村証券も8月末から「くりっく365」に参加。手数料も1カ月間、150円から25円に引き下げる方針だ。これに対して、大和は8月から通常料金に戻す方針を取りやめ、野村と同じ25円に値下げする。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100801ddm008020046000c.html
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いよいよ今日から導入された、レバレッジ規制・証拠金倍率規制。
今年8月からは最大50倍、来年8月からは25倍に規制されます。
さて、どのような影響がでるのでしょうか。